桜の季節が終わり、新緑が濃くなってくる頃。
八幡堀の水は、少しずつ色を変えていきます。
春先の澄んだ水面とは違い、
初夏が近づくにつれて、少し茶色く濁ったような景色になる日があります。
観光で来られた方には驚かれることもありますが、
この辺りでは、「田植えの季節が来たな」と感じる風景のひとつです。
田んぼに水が入り、
土をならす“代掻き”が始まる頃。
周辺の水路にも土の色が混ざり、
八幡堀の水にも、少しずつ季節が映り込んでいきます。
琵琶湖と水路、田んぼや暮らしが近いこの土地では、
水の色にも季節があるのだと思います。
そんな時期の八幡堀は、
桜の頃の華やかさとはまた違う静けさがあります。
和船の音がゆっくり響いて、
風には少し湿度が混ざり始め、
石垣の緑も、日に日に深くなっていきます。
私たちも、この季節になると、
選ぶ花が少し変わります。
軽やかな春の色よりも、
少し深い緑や枝の力強さが似合う頃。
水辺の湿度や、古民家に入る柔らかな影を見ながら、
花の重心や色合わせを考えています。
八幡堀は、季節によって空気が大きく変わる場所です。
桜の時期だけではない、
水と緑がゆっくり移り変わっていく初夏の景色も、
ぜひ楽しんでいただけたら嬉しく思います。
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