TERRA by waden の建物は、
もともと瓦工房として使われていた建物です。
近江八幡では、
八幡瓦と呼ばれる瓦づくりが行われていた歴史があり、
この建物にも、その頃の名残が今も残っています。
現在は、
その空間を少しずつ改装しながら、
レストランとして新しい役割をつくっている最中です。
厨房工事が進む一方で、
建物の横には、
使われなくなった古い瓦が積まれていました。
割れていたり、
欠けていたり、
もう屋根材としての役目は終えたものたち。
けれど、
長い時間を経た燻し瓦には、
新品にはない質感や表情があります。
処分することも考えましたが、
せっかく瓦の歴史が残る場所だからこそ、
この土地にあった素材を、
もう一度この場所で使えないかと思い、
庭まわりの土留めに活かしてみようと考えています。
少し曖昧で、不均一で、
時間をまとった表情。
それは、
TERRA が目指したい空気感にも、
どこか近い気がしています。
料理も、空間も、庭も、
完成されたものを置くというより、
土地の記憶を少しずつ重ねていくように。
まだ工事中ですが、少しずつ整えていきます。
TERRA by waden
滋賀・近江八幡
2026年オープン予定

